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【令和元年更新版】過去5年間の日本国籍取得者・離脱者・喪失者の推移と中国人帰化許可者数の割合


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外国人が日本で帰化している人は何人いるのだろう?気になったので法務省に電話して調べてみました。

 

過去5年間の日本国籍取得者・離脱者・喪失者

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過去6年間の日本国籍取得者数(青)

平成24年 1,134名
平成25年 1,030名
平成26年 1,131名
平成27年 1,089名
平成28年 1,033名
平成29年    966名

日本国籍取得者とは、文字の通り日本国籍を得た人の数です。平成29年は約1,000人の外国人が日本人になったということですね。

平成26年から徐々に減少傾向にあります。

過去6年間の日本国籍離脱者数(オレンジ)

平成24年 262名
平成25年 380名
平成26年 603名
平成27年 518名
平成28年 613名
平成29年 770名

「国籍離脱者」とは?

国籍離脱者とは、どんな人のことでしょう?法務省に電話して聞いてみました。

例としては、元々生まれながらに二重国籍を持っている人なんかが、「片方の国籍で生きていきたいので、片方は無くしたいです」と事前に届け出をした場合。

日本は二重国籍が認められていないと思っていましたが厳密には、完全にNGというわけではなく、"国籍は1つが望ましい"と謳っているようです。もう片方の国の法律もあるため日本の法律だけではバチっと決められないそうです。

よく22歳までにはどちらの国籍にするか選んでね。という話があるそうですが、そこでどちらかを選択した場合に、この「離脱者数」に反映されるとのことでした。

 過去6年間の日本国籍喪失者の推移(グレー)

平成24年 711名
平成25年 767名
平成26年 899名
平成27年 921名
平成28年 1,058名
平成29年 1,172名

国籍喪失者」とは?

例として日本人が外国籍に帰化し、「日本国籍がなくなりましたよ」と事後報告を受けたものに該当するとのこと。

昨年は約1,000人の日本人が、外国人になったというわけです。平成29年には日本国籍を取得する人数より、喪失者の方が上回りました。今後、日本人が減ってしまうのかしら?? 

離脱者と喪失者の違い

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中国人帰化許可者数の推移

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 こちらは「中国人が日本への帰化申請をして、許可が下りた人数」です。

平成28年2,626名・平成29年には3,088名が認可されているようです。なんと統計初年度の昭和42年589名に対して平成29年は5.2倍という数字!この52年間で中国人から日本人になった人数がこんなに増えているんですね。日本ってそんなに魅力的なのかしら!どんな理由で帰化をしているのか、気になります。

 

外国人帰化申請許可者数の全体と中国人の割合

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全体(緑)に対して、オレンジ部分が中国人です。

平成29年の全体許可者数は10,315人。1万以上の外国人が帰化を認可されています。そのうち中国人は約3割前後でしょうか。それにしても昭和48年の数値が高すぎてまた気になる・・・。

 ⇒コメントをいただき、中国残留孤児であることが判明しました!ありがとうございました!

 中国残留孤児

太平洋戦争終了時,現在の中国東北地区 (満州) には約 150万の日本人が居住していたが,帰国の過程で死亡,行方不明となった人々も多く,数万人に上る孤児が生じたといわれる。日本政府はその子供たちのうち,両親が日本人であって,日ソ開戦が直接の原因で両親が死亡,もしくは生き別れとなり,当時 12歳以下の者を中国残留孤児と定義している。なお,13歳以上で自らの意思で中国大陸に残ったとされる女性は中国残留婦人とされ,約 1800人が確認されている。

 

日本人になりたいと思ってくれる外国人がいることは、個人的には喜ばしいことだと思う。夫も、結婚式で親族が来るときに「自分が中国に戻らない理由が分かると思う」と言っていました。

日本人として生まれ育っていることに有難味を感じるいい機会でした。

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 ※集計データ元:法務省のHPより