どのインコをお迎えしよう?インコには沢山の種類があるので悩んでしまいますよね。このページでは、セキセイインコの種類や性格、飼育方法を細かく解説していきます。
セキセイインコ 基本データ
- 分類:インコ科セキセイインコ属
- 分布:オーストラリア全域
- 体長:約20cm
- 体重:約30~40g
- 寿命:8~15年
- 価格:約2,500円~・珍しいカラーは5,000~
野生のセキセイインコはオーストラリアの草原地帯で群れをつくり、種子や草などを食べて生活しています。「背黄青インコ」という和名のとおり、原種は緑と青を基調としていて、黒い模様が入っているのが特長。他にも、全体的に色が薄くなったり、模様部分の色合いが違うなど、様々な色のバリエーションが見られます。
セキセイインコの種類
アルビノ
顔や背中の模様が抜け、色素が欠けて全身白一色のアルビノ。目の色は一般的には赤目ですが、まれにブドウ目も見られます。
色素が抜けたアルビノ種などの場合、多くは赤目になります。赤目は3,4歳以上の大人になると、瞳部分がだんだんと黒くなっていきます。ブドウ目は赤目と似ていますが、瞳が赤くて周りは黒い目のことをいいます。
ルチノー
アルビノ同様に、黒い模様などの色素が欠け、全身が黄色一色になっています。目は赤目またはブドウ目です。
パイド
ジャンボセキセイの血が入っている系統。腹部に色が出るハルクインとは逆に腹部に白色が入ります。
ハルクイン
東部から胸部は同じ色で、腹部に色が入り、東部から背中への黒い模様はほとんど消えているのが特長。黄ハルクイン、白ハルクイン、4色ハルクインなど。4色ハルクインは、白と黄色が混ざったクリーム色と、グリーン、ブルーが混ざったバイオレット色がでます。
スパングル
ジャンボセキセイの血が入っている系統。背中から風切羽への黒い模様が縁どりのように細くなっています。
ウィング系
背と肩羽の黒い模様はほとんど薄くなっています。ブルー地に白色のホワイトウイング系、グリーン地にイエロー色のイエローウイング系などがいます。
ケンソン系
イギリスのケンソン氏が作出した系統。黒の色素が模様として残っているノーマルタイプ、黒が欠けて淡い色合いになったパステルタイプなど、様々なバリエーションがあります。
ジャンボセキセイ
普通のセキセイインコよりやや大きく、体調が23cm前後。体重は50gもあります。頭部も大きく、張り出しているのが特長です。
セキセイインコの特長
飼いやすさはナンバー1!
セキセイインコは日本で飼われている手のりインコの中で、最もポピュラーなインコです。明治・大正時代からペットとして広くかわいがられてきました。巣引きも簡単です。
体は小さいですが、美しい羽色、かわいいしぐさやさえずりなど、とても存在感があります。人にもよく懐き、おだやかな性格が魅力のインコです。1羽で飼っても良いですし、ペアにしたり相性がいい個体同士なら複数外もOKです。
おしゃべりが得意
セキセイインコは小型インコの中ではおしゃべりが得意なコが多い種類です。自分の名前を覚えたり短い単語を覚えたり歌ったり。訓練すれば長いお話や住所まで覚えられるセキセイもいます。
ひとり遊びが大好き
体は小さくても好奇心旺盛で、積極的に色んなものに興味を示す性格です。おもちゃで遊んだり、鏡に話しかけたり、家の中をチョロチョロ散策したり。放鳥時は何をして遊んでいるか、時折確認してあげましょう。
セキセイインコのエサ
主食には、皮付き混合シードかペレット、または両方を与えます。ペレットを食べない時や、皮むき混合シードを与える場合は、青菜やボレー粉などの副食を積極的に与え、栄養バランスがよい食生活になるようにしましょう。ハコベやクローバーなどの野草も大好きです。
おやつは与えなくてOKですが、あげる場合は、シードなどを固めた小型インコ用の市販品や麻の実などを少量だけにします。人の食べ物はあげないこと。セキセイインコは以外に太りやすいので注意しましょう。
セキセイインコのお世話
1日1回、シードの皮や汚れたエサを捨て、新しいエサを足します。水は毎日交換します。ゲージの底に敷いた紙は毎日取り替えて、清潔に保つことが大切です。月1回はゲージの大掃除をしてください。
水浴びが好きなら、水浴び容器をセットしてもOK。また霧吹きなどで水浴びをさせても良いでしょう。