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宅建合格にはコツがある!独学で1発合格した方法をかなりの熱を込めてお伝えします!


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こんにちは。coconatsucoです。

このページでは、宅建合格へのコツについて実態経験を元に記載しています。(長文デス!)

 

最初に申し上げておくと、宅建の試験問題は、いかにして落とすかという視点で作られている。のです。これは、実際に試験問題に携わった方から直接教えてもらった言葉で、勉強しようかと思っていた当時の私には、「まじかよ…」とグサっと刺さりました笑

 

そんな資格取得にウェルカムではない宅建。ですが、国家資格の中でも人気の資格ですよね。持っていると転職に有利ですし不動産屋では重宝されます。資格手当も2~5万円出る企業も多いため取得しておきたい資格のひとつです。

勉強方法ですが、参考書を買って片っ端から1~100まで読んで覚えようとしていませんか?その方法は時間のロスというか無謀なので今すぐ止めましょう。

宅建を取る手っ取り早い方法・コツがあるのでご紹介します。私はこの方法で1発で受かりました。

宅建試験への考え方

①問題配分を理解する

宅建は50の満点です。問題配分は下記のようになっています。

宅建の問題配分

1.権利関係  14問前後
2.宅建業法  20問前後
3.法令上の制限 8問前後
4.税金その他  8問前後

 

そして、宅建の合格点は毎年違いますがだいたい31~35点。本当にその年ごとに違います。29点もあれば37点の年もあり。なんでこんなに違うのでしょうか?

ここ10年間での最低合格率は平成22年度の15.2%、最高合格率は平成21年度の17.9%。 宅建主任者から宅建士へ昇格した平成28年と平成29年の合格率は15.4%と15.6%でした。 合格者数も約2万8千人〜3万4千人の間を保っています。 この合格者数を保つために、合格率・合格点を毎年調整しているものと思われます。

引用:賃貸不動産経営管理士合格応援ブログ

 つまり、問題が難しい年は合格点が低く、簡単な年は合格点を高くして、合格率を一定に保っているんですね。

 

はい、合格点が分かったところで何が言いたいかというと、合格点に達すればいい。満点を取ろうとしなくていいんです。

どういうことか?続きます。 

②民法は捨てて業法と法令上を完璧にする

満点を取らなくていい。というのはどういうことかというと、先ほどの4分野を満遍なく勉強するのではなく、絞り込んで勉強します。

絞り込むのは、「宅建業法」と「法令上の制限」この2分野を完璧にします。すると28点は確実に取れるとして、合格点が33点の場合、「あと5点」取ればいいということになります。

民法(権利関係)については、記事の後半でご説明します。

③宅建を取るならまず「5問免除」を取るべし

試験問題最後の5問って、時事問題などが出題されます。正しくは「宅地及び建物の需給に関する法令並びに実務に関する科目」「土地の形質、地積、地目及び種別並びに建物の形質、構造及び種別に関する科目」の2科目から出題されます。

これを予め想定して勉強できる賢い人はいいのですが、勉強大嫌いな凡人のわたしは5問免除に頼りました。お金で5点を買いました笑。(といっても5問免除にも試験はあるよ!)

すると、前章の28点に最後の5点分が加算されて合計33点になるんです!はい合格ー!!いや、実際はこんなに甘くはありません笑。

 

しかしこの5点は、50問中30点チョイが合格点の宅建においては大きいのです。料金は1万円ちょっとくらい(年々安くなっているみたい)なので、取りましょう。一度取ると、3年間(3回分)は使うことができます。

5問免除の試験は、受からせるための試験なのでとっても優しい内容です。

 

最短で受かる!勉強方法はこれだ!

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問題集ではなく過去問を反復する

宅建の勉強方法は過去問。よく耳にするかもしれませんが、コレは本当です。本当に、「とことん過去問」なんです。なぜかって?その理由は3つ。

理由1

過去問を解いて分からない単語・用語を参考書で理解する。この繰り返しで、出題される要点から学習することができ、時間の短縮・効率的に学習することができる。

理由2

過去問を繰り返すことにより出題問題の傾向(くせ)がわかる。宅建は落とすための試験です。だから基本イジワルなひっかけ問題が多いんです。後ほどご紹介しますが、引っ掛けようとしているポイント、間違えさせようとしているポイントが分かるようになると、そうはいかないぜ!と問題をギャフンと言わせることができます笑。これには、何度も何度も繰り返し過去問を読み込んでいく必要があります。

理由3

必ず出題される問題と、そうでない問題があることがわかるんです。私は過去10年分を何度も繰り返し解きました、10年分でも1問も出なかった分野もあったのです。つまり、参考書を1から10まで勉強しても、例えば2と6と8は勉強する意味がない。ということです。なので、そんな無駄な時間は不要だし、脳みそのスペースを有効活用するためにも過去問から解いていくことが重要です。

 

過去問集に〇×は書かない。

過去問を勉強していると、その用紙に〇や×を記入していませんか?これって鉛筆で消しても痕が残って、2度目に勉強するときの妨げになります。「たしか2番目は〇の問題、これはたしか×の位置だった。」なんてページごとにで〇×の位置を覚えてしまったら最悪です。(ずっと昔は私もこれやってました。それで解けた気になってました。。泣)

なので、チラシの裏でもコピー用紙のミスプリントでも何でもいいので、回答は別紙に書きましょう。

 

ポイントとなる単語・用語には下線を引く(書込みもOK)

〇×は書いちゃだめだけど、下線ならOKです。というか下線を引いて!

引く場所は、「間違わせようとしてるキーとなる言葉。」加えて、自分が苦手な部分もいいでしょう。下線を引くことでどんな効果があるかというと、下線部分に注目することで記憶力がアップすること、そして問題傾向の攻略にもつながります。言葉だけで説明するのはなんかイメージ湧かないと思うので、こんな感じに。というのを差し込みます。ちょっとまってて!

 

4卓の問題を全部解けぃ!

宅建は4卓問題です。1つめの問が正解だ!と思ったら、ラッキー♪と次の問題に行ってませんか?これは非常に勿体無いです。4卓全部解きましょう。そして、正しくないことを云っている問題は、どこが間違っていて、正解は何か。言えるようになりましょう。上記の要領でポイントや間違いに下線を引いて覚えていきます。

1つ目が正解だったとしても同じ熱量で残りの3卓に取り組んでください。引っ掛けや問題のくせを吸収できるチャンスです。ここを怠らずに学習すれば、グングン成長できるはずです。

 

 模試は絶対に最低1回は受けて!

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独学でも、模擬試験を受けましょう。いわば実力試しです。会場の雰囲気や、問題の解き方も、本番のリハーサルができるので、受けると受けないとでは、本番の緊張度合いが変わります。

資格試験は精神的にも勝負です。緊張して実力が出せなかったらOh my Godです。

 

私は、試験日の1ヶ月切ったくらいに受けました。過去問もほぼ制覇して、自信を持って挑んだ模試でしたが、結果は合格点に至らず。「え、やばい!ダメじゃん!勉強しなきゃー!」と必死に残りの期間、苦手なところを徹底的に覚えました。

模試をして分かりました。「だいたいオッケー」じゃダメなんだってこと。ちょっと苦手だった箇所は案の定間違えてしまったんです。もともと勉強好きじゃないくせに甘っちょろい考えだった自分を恥じました。。国家試験はそう甘くありません。

 

解く順番にもコツがあるよ!

試験問題の順は、冒頭でお伝えした【1.権利関係 2.宅建業法 3.法令上の制限 4.税金その他】で出題されます。最初っから権利関係を解くなんて御法度でい! 

 

問題を解く順番

1.宅建業法→2.法令上の制限→3.税金その他→4.権利関係

この順で解きましょう。1と2番目は得意な方からでいいと思います。

なぜこの順序かというと、権利関係は解くのに時間がかかるから。権利関係(あと最後の5問)以外は、言っちゃえば暗記問題。でも権利関係は民法なので暗記もするけど基本的には考え方の問題です。そして法律を勉強していない人にとっては、日常生活で使わない用語も出てくるので、「この問題は何を聞いているのか?」と問題自体を理解するにも時間が掛かります。

読み込んで考えて解いて…としている間に時間はあっという間に過ぎていきます。最初に権利関係から始めると、勉強してきた宅建業法、法令上の制限を解く時間が無くなり…時間終了~。これは悲しすぎるので、焦らず解くためにも、上記の順番で解きはじめることを強くおすすめします。

 

勉強に使ったアイテム

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私がお世話になったアイテムは3つ。

1つ目は、ネットでダウンロードした過去問。これを過去10年分、2in1(A4に2ページ分の印刷設定)で両面印刷して繰り返し繰り返し解いていきました。

 

2つ目は、BOOKOFFで半額になっていたTACの問題集。これは毎日鞄に忍ばせてました。

 最後3つ目は、スマホアプリ。 電車通勤だったので、アプリにもお世話になりました。これは結構ためになった!無料版から始めたけど、良かったから購入したんだっけな。間違えたところは後で復習できるようになっているし、アプリだと同じ分野を連続で解くことができるので、どんどん覚えていきました。

※Appleストアのみ

 

▼他にもおすすめの本

結果はどうだったの?

こんなに偉そうに色々言っておいて、実は資格を持っていなかったら詐欺です笑。
試験は無事に合格しました。でもギリギリでした。
過去問にも参考書に出なかったお初お目にかかる問題が出たんです。あの時はテンパった~。それに、完璧だと自負していた宅建業法と法令上は間違いもあり、合格点ギリギリで受かりました。受かっちゃえばギリギリも、50点も一緒よ!笑

 

いや、ここで言いたいことは、見たこともない問題も出ることがある。ということ。さすがイジワル検定。何が起こるかわかりません。だから、自分が思っている以上に完璧に、念には念をして勉強し、本番に臨むことが大切。(と、私は教訓になりました)

 

裁判官の気持ちになって解く権利関係

権利関係にかけた時間は0.5時間。ほぼ一切勉強してません。ただ、8年前くらいに、一度講師の人からレクチャーを受けたことがあったのでフワ~と記憶にあったくらいです。
そこで記憶にあった言葉。それは「裁判官の気持ちになって問題を解く」ということ。法律はもともと、弱い人を守るためにあるものです。なので、文章を読んで「一番可愛そうな人だーれだ?」と探す気持ちで読むと、結構正解だったりします。
民法が好きー!という人はたまにいますが、民法は考え方なので、暗記や語呂合わせに囚われずに考えることが出来るんでしょうね。

 

この記事の冒頭で、参考書を1から10まで読むのは無謀というお話をしましたが、まさしくこれは権利関係に当てはまります。両手を目一杯横に広げてみてください。これが権利関係の参考書に書いてある内容だとします。そして、小さく前ならえをしてください。これが試験の出題範囲です。全部覚えようと思ったら気が遠くなりますよね笑。

 

でも、中には語呂合わせや、暗記すべきポイントもあります。権利関係は14問前後も出題されるので、点数を稼ぐためにもポイントを絞って解ける問題は学習しておきましょう。でも、集中すべきは宅建業法と法令上の制限です。

 

宅建試験後に見るサイト

宅建試験は、回答がネットで公開されるためすぐに自己採点することができます。知りたいのは合格ラインです。

そこで、各社が合格予想点を公表しているサイトがあるので気になる方はこちらでチェックしましょう。

宅建解答速報2019合格ラインと合格点-令和元年の最新予想発表

 

今年の宅建試験情報

令和元年度宅地建物取引士資格試験について(予定)

試験日:令和元年10月20日(日)13時から15時まで(2時間)

合格発表:令和元年12月4日(水)


※登録講習修了者は、13時10分~15時(1時間50分)。受験手数料は7,000円です。

郵送申し込み用の試験案内の配布および受付期間は7月1日~31日(消印有効)、
インターネット申込受付期間は7月1日~16日。

 

まとめ

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かなりの文字数になってしまいましたが、以上が独学で受かった方法です。どれも全部大事です!
権利関係以外は、暗記問題なので長期スパンで勉強するよりも、短期集中の方が良いでしょう。分野が広いので忘れちゃいます。(わたしだけ?w)
10月の試験に向けて7月中旬くらいから本腰入れて勉強しました。家では集中できない人なので、帰宅前にカフェに行ったり、土日は図書館に行ったり。とにかく毎日少しでも良いので続けましょう。
 2018年の合格点は37点と高かったですね!この記事が、来年受ける人の参考になればとっても嬉しいです。